頭痛と眼球

頭痛とともに眼球の奥が痛くなるという群発頭痛というものがあります。
症状は、2〜3年ごとにある一定期間(1〜2ヶ月)、繰り返し頭痛が起こり、その起こり方が群発地震のようであることからその名がつけられたようです。

20〜40代の男性に多く、どちらか片方の眼球の奥と、その周囲に激しい痛みが起きるのが特徴で目の充血と涙を伴います。
痛みは眼球をえぐられるような痛みと表現され、数十分から1時間ほど続きます。
明け方に起きることが多く、毎日ほぼ同じ時間帯に起こります。

群発頭痛が起きるメカニズムについては、片頭痛と同じように頭部の血管が拡張し、その周囲に炎症が起き三叉神経を刺激するために起きるのですが、群発頭痛の場合は、眼球の奥の太い血管が拡張し炎症が起こります。

予防法と治療法ですが、純酸素吸入法といって純度100%の酸素を医療用の大型酸素ボンベから吸入します。
発作が起きたらすぐに始め、10分〜15分ほど吸入します。
やがて痛みが軽減され落ち着いていきます。
また、血管拡張予防薬エルゴタミンを主成分とした薬を早めに飲んでおくと予防につながります。
発作が出てからではあまり効果が出ないので、明け方起こる場合などは就寝前に薬を飲んでおくのがいいと思います。
アルコールが発作を誘発するので、群発期間は禁酒しましょう。

眼精疲労やドライアイ、緑内障などの眼球の病気も、頭痛と関係があります。
目が疲れたり、目が乾いたりしていると眼球の痛みとともに頭が痛むなどの症状が伴うことがあります。
さらに、深刻な病気で緑内障があります。
急性緑内障は、眼圧が突然高くなり、頭痛と眼球が激しく痛み、吐き気や嘔吐も生じます。
眼圧が上昇すると、眼球の組織をも圧迫し頭部の痛みとなります。
緊急に眼圧を下げる必要がありますが、適切な処置を行えば失明を防ぐことができますので、このような症状が出たら夜間の場合でもすぐに救急車を呼んだり、病院へ急ぎましょう。


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